SHICHIGOSAN

2024/08/15

七五三〜それぞれの由来や言い伝え、衣装に込められた意味〜

こんにちは! 写真工房ぱれっと帯広店です! 今回は意外と知られていない七五三衣装の由来や言い伝えを 説明していこうと思います! 意味をしっかり知ってから七五三を迎えると よりいい思い出になるかもしれません♩

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こんにちは!

写真工房ぱれっと帯広店です!

今回は意外と知られていない七五三衣装の由来や言い伝えを

説明していこうと思います!

意味をしっかり知ってから七五三を迎えると

よりいい思い出になるかもしれません😊

 

 

 

 

【七五三の由来】

 

七五三の文化が日本で始まったのは平安時代からと言われており、

3歳の「髪置き」髪を伸ばし始める時期に行われる儀式

5歳の「袴着」初めて袴を着ることを祝う儀式

7歳の「帯解き」大人と同じ着物を着る年齢になったことを祝う儀式

の儀式があったとされています。

昔は現代ほど医療が発展しておらず、幼い子供でも命を落としてしまうこと多かった為

節目節目で子どもの成長を祝い、子どもの長寿と幸福を祈ったそうです。

子どもを思う心は昔も今も変わりはなく、七五三という文化で受け継がれています。

 

 

【それぞれの儀式の由来】

 

3歳「髪置きの儀」

髪置きは、子供が髪を伸ばし始める3歳の節目に行う儀式で、

頭に糸で作った綿白髪(わたしらが)を乗せて長寿を祈願したとされています。

平安時代頃には、赤ん坊は髪を剃って坊主にする風習があった為、

髪を伸ばし始めることはここまで無事に成長できた印とされてきました。

頭に綿白髪を乗せるのは、髪が白くなるまで長生きして欲しいという、親の願いが込められているそうです。

 

5歳「袴着の儀」

袴着は着袴(ちゃっこ)とも言い、

子供が初めて袴をつける時に行う儀式のことを言います。

平安時代には公家だけの風習で、男女の区別なく

5~7歳の頃に行われていました。

時代とともに武家や庶民にも広まっていき、

江戸時代頃には男児のみの儀式になり、年齢も5歳に定着したそうです。

 

7歳「帯解きの儀」

帯解きは、紐付きの子供の着物から卒業し、

本裁ちの着物に帯を締めるようになる節目に行われた儀式だそうです。

本裁ちは、仕立て直せば大人の着物として着ることができる着物で、

本裁ちを着て帯を締めることは、子供が大きく成長した証として

喜ばしいことでした。

室町時代には、男女の区別なく9歳頃に行われていましたが、

江戸時代頃に7歳の女児が行う儀式になりました。

 

 

【七五三衣装に込められた意味】

 

七五三で着るお衣装にはそれぞれきちんと意味があります。

それぞれの意味を見ていきましょう!

 

3歳〜お被布〜

お被布は帯を締めずに着ることから「風に被く(ひらく)」が語源となっています。

お着物といえば帯を締めるのが一般的ですが、

重くて固い帯は小さい体の子どもには負担が大きすぎる為、

ゆったりと着物を着てほしいという親心から、

帯をつけていないのを隠す為にお被布を身につけたと言われています。

 

5歳〜袴〜

袴の柄にはそれぞれ意味が込められていることを知っていますか?

 

兜・・・厄災から身を守り大成を願う

戦国武将が頭を守るために着用していたことから、「兜」は

邪気や災いから身を守ってくれる道具であり、

健やかな成長を願う柄といわれています。 

豪華な装飾のある「兜」は、地位の高い武将が身に付けていたことから、

立身出世や大成を願う意味も持っています。  

 

鷹・・・掴んだ幸運を離さない

遠くまで見渡せる目と、鋭い爪で素早く獲物を捕まえる「鷹」には、

一度つかんだ幸運は決して離さないという意味があります。

また、身分の高い人が鷹狩りを楽しんだことから、「立身出世」を願う意味もあります。

 

龍・・・気高さの象徴であり大願成就

昔の中国では「龍」は皇帝を意味し、気高さと威厳、栄光のシンボルでした。

「昇り龍」でも知られているように、天に昇っていく「龍」の姿には、

出世や飛躍の意味があり、大願成就の想いもが込められています。

 

小槌・・・お金に困らない、どんな願いも叶う

一寸法師の物語に登場する「打ち出の小槌」。

願い事を唱えながら小槌を振ると、欲しいものが出てくるという話から、

お金や生活に困らない、どんな願いも叶うという意味があります。

羽織の背面に大きく描かれるメインの柄ではなく、袖や裾などに描かれています。

 

懐剣の意味

袴を着た最後に懐剣という短剣を身につけます。

これは、自分の身は自分で守れるくらい強くなってほしいという

願いが込められています。

 

7歳〜着物〜

5歳の袴同様着物の柄にもそれぞれ意味が込められています。

 

花・・・花のような美しさや華やかさを持つ女性に育って欲しい

女の子の着物の柄でもっとも多いのが花柄です。日本を代表する花で、

人々に広く愛される「桜」をはじめ、古来から親しまれてきた「梅」、

長寿・子孫繁栄など吉祥の意味を持つ「橘」、

百花の王とされ富貴の象徴とされる「牡丹」など実に多種多様。

また、それらの花々を組み合わせた図柄の花丸や花束、花籠なども見られます。

 

熨斗・・・ご縁や絆に恵まれる

熨斗は、アワビの肉を薄くそぎ、伸ばして乾燥させたものを紙に包んで、

儀式の進物に添えたものが、もともとの起源。文様としては、

細長い帯状のものを何本か重ねて描いた「束ね熨斗」が一般的です。

人と人とのご縁や絆に恵まれることを表しており、周囲の人たちから

たくさんの祝福を受け、幸せを分かち合って欲しいという意味が込められています。

 

手毬・・・丸々と健やかに成長しますように

蹴まりが平安時代の貴族の遊びであったことから、

まりの文様は高貴さを表しています。また、丸いまりには、

「何事も丸く収まりますように」「丸々と健やかに成長しますように」

という願いが込められています。その他、まりは子どもの遊び道具であることから、

子どもが寂しくならないためのお守り代わりという意味合いもあるようです。

 

御所車・花車・・・高貴の象徴、典雅な雰囲気

貴族が移動手段として乗っていた雅やかな牛車が「御所車」で、

この御所車にたくさんの花を飾ったものが「花車」です。

貴族が用いた道具を意匠化した「王朝文様」にあたるもので、高貴さを表しています。

典雅な雰囲気があるため、結婚式で花嫁が着る打掛け、母親が着る留袖などにも多く描かれ、

古典柄の着物の代表柄とも言えます。

 

筥迫とは

筥迫とは、お着物を着付けた最後に胸元に入れる小物のことです。

昔はバッグの代わりとして使われており、

筥迫の中に懐紙・鏡・紅・お香・お守りなどを入れ持ち歩いていたとされています。

 

いかがでしたでしょうか?

七五三の歴史や由来、意味合いを知ると

より七五三が素敵なものに感じられるかと思います😊

ぱれっと帯広店では通年七五三の撮影をお受けしておりますが、

いよいよ10月・11月と七五三シーズンが近づいてきました!

徐々に予約も埋まってまいりましたので、ご撮影を検討されている

お客様はお早めのご予約をおすすめいたします!

ぜひお子様の幸運と長寿を祈り、それを思い出に残してみませんか?

 

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