披露宴の時間は、一般的に2時間30分から3時間程度と言われています。

しかし実際には、時間の決まりはなく、プログラムによって千差万別です。

プログラムを詰め込みすぎれば長くなりますし、逆にゆったりした歓談中心にすれば短く収まることもあります。とはいえ、一般的な進行スケジュールを知っておくと、ゲストにも新郎新婦にもメリットが大きいですよ！

ここでは、披露宴でよくある流れと、それぞれの進行にかかる時間を紹介しながら、披露宴の時間を上手に調整するためのヒントをお届けしますね。

さらに、披露宴の時間帯の選び方や、ゲスト構成に合わせた工夫などもご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。披露宴の準備は大変ですが、ワクワクするイベントでもあるので、しっかり計画して素敵な一日を演出しましょう！

披露宴の構成で大切なことは？

まず、披露宴時間を考えるときに大事なのは、「ゆとり」と「ゲスト目線」です。新郎新婦のふたりがやりたいことを詰め込みすぎると、どうしてもプログラムが長引いてしまいますよね。

もちろんやりたい演出は大切だけど、時間に追われすぎてしまうと、せっかくの料理をゲストがゆっくり味わえなかったりします。逆に余白が多すぎると、逆に間延びした印象になってしまうこともあるので、適度に盛り上がるポイントを作りつつ、全体がダレない時間配分を心がけたいところですね。

逆に主役のふたりは忙しくて料理を味わえなかった！というエピソードもあるあるです。

優先順位を決めながら、最高の思い出を作りましょう！

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披露宴の定番の流れと時間配分！

新郎新婦入場 (5分)

披露宴の始まりを告げる、華やかで感動的な入場ですね！ゲストの皆さんの拍手を浴びながら歩く瞬間は、一生の思い出になるはず。写真や動画撮影の時間を確保するためにも、ここはしっかり時間をとっておきましょう。

司会者による開会宣言・新郎新婦紹介 (10分)

いざ開会！ということで、司会者が披露宴のスタートを高らかに宣言します。新郎新婦のプロフィールの紹介やなれそめなど、お決まりの情報を改めてお伝えすると、ゲストが「なるほど！」と思わずニヤリとする時間になりますよ。ゲスト同士であまり面識がない場合は、この場で二人の人柄を知ってもらい、会場の一体感を高めてくださいね。

主賓挨拶 (10～15分)

こちらは新郎新婦の会社の上司や恩師など、大事な方からお祝いの言葉をいただく場面ですね。ややフォーマルな雰囲気になりますが、大切なメッセージなので、焦らずじっくり耳を傾けましょう。主賓挨拶の時間が長くなりすぎないよう、あらかじめ長さを打ち合わせておくとスムーズです。

乾杯 (5分)

披露宴といえば、ここからが食事と歓談のスタートです！乾杯の音頭をとってくれる方を決めておき、タイミングがずれないように注意してください。グラスを持ち上げる前に一言ご挨拶をいただくことが多いですが、あまり長すぎない方がスマートかもしれませんね。

ウェディングケーキ入刀 (10分)

新郎新婦がウェディングケーキに入刀する姿は、やっぱり絵になりますよね！ファーストバイトで互いにケーキを食べさせ合う演出は、ゲストからのカメラやスマホのシャッターが一斉に押される瞬間。盛り上がるポイントの一つなので、しっかり時間と心の余裕をもって行いましょう。

新郎新婦中座 (5～10分)

新郎新婦が衣装チェンジなどのために一時退場します。ゲストはこの間に食事を進めたり、歓談を楽しんだりしますね。中座の際は、両親や兄弟姉妹、お世話になった人などと一緒に退場する演出も多いです。少しサプライズ感を出すと、会場がほっこり温かい雰囲気になります。

新郎新婦再入場・テーブルラウンド (10～20分)

衣装チェンジ後の新郎新婦が華麗に再登場！ここでは、各テーブルを回ってゲストと交流しますよね。ゲスト一人ひとりと触れ合える貴重な時間なので、ぜひ笑顔で楽しんでください。写真撮影やおしゃべりの時間をとっていると、あっという間に時間が過ぎるかもしれません。

ゲストスピーチ・余興 (20～30分)

友人や同僚が用意してくれたスピーチや余興は、披露宴の盛り上がりポイント！歌やダンス、クイズ大会など、バリエーションはさまざま。ここでゲストの個性が光るので、思い出にも強く残りますよ。あまりにも長時間だとゲストが疲れてしまうので、飽きさせない工夫を取り入れるといいかもしれませんね。

祝電披露・フォトラウンド (10分)

ゲストから事前に寄せられた祝電を紹介したり、会場に来られなかった方のメッセージを読み上げたりする場面です。新郎新婦やゲストにとって、あたたかな気持ちになれる時間ですね！フォトラウンドを同時に行うことも多く、各テーブルでパシャリと写真を撮って回るのも楽しいですよ。

両親への手紙朗読・記念品贈呈 (10分)

結婚式のクライマックスといえば、新婦の涙ながらの手紙朗読が印象的ですよね…！会場中がもらい泣きしてしまう、心に残るシーンでもあります。その後、感謝の気持ちを形にした記念品を両親に贈ることで、これまで支えてくれた家族に対する思いをしっかり伝えることができます。

新郎謝辞 (5分)

今まで支えてくれた方々、そして当日集まってくれたゲスト全員に対して、新郎から感謝の気持ちを伝える時間です。とても大事な挨拶なので、感謝の気持ちを素直に伝えるといいですね。緊張して言葉が出てこなくても、気持ちのこもった言葉ならきっと届くはずです。

両家代表謝辞 (5分)

両家を代表して、新郎の父または新婦の父がゲストに向けてお礼の言葉を述べます。人生の先輩でもあるので、ちょっと重みのある締めの言葉になります。丁寧な言葉と笑顔で感謝を示すことで、ゲストも「来てよかったな」と思ってくれますよ！

新郎新婦退場 (5分)

ついに披露宴のラストを迎えました！ゲストの皆さんから「おめでとう！」の拍手をもらいながらの退場シーンは、また一段と感動的ですよね。余韻に浸りながら、素敵なエンディングとしてイメージを固めておいてください。

両家代表挨拶、送賓 (10分)

最後は両家代表の挨拶を改めて行い、ゲストをお見送りする時間です。ここで感謝の言葉をしっかり伝えながら、ゲスト一人ひとりに「ありがとう！」と声を掛けることで、披露宴は無事に終了となります。ゲストも名残惜しさを感じながらも、暖かい気持ちで会場を後にすることでしょう。

時間配分のポイント

ゲスト層: 年配のゲストが多い場合は長時間のスピーチや余興を控えめにするなど、体力面や集中力に配慮してあげると親切ですね。逆に若い友人が多いなら、余興やパフォーマンスを活発にして盛り上げるのもあり。披露宴　時間は万人にとって快適であるということがベストです。

演出: 映像上映や音楽演奏など、こだわりの演出を入れるなら、その分の時間を加味してスケジュールを組む必要があります。特にサプライズ演出をする場合は、司会者やプランナーとの連携をしっかりとりましょう。

食事: ゲストが楽しみにしているのが披露宴の料理！コース料理の品数や提供タイミングによって食事時間は変動します。しっかり味わってもらうためにも、コースの進行速度に合わせたプログラム構成を考えたいですね。余興中やスピーチ中はどうしても手が止まりがちなので、食事の進み具合を見ながら調整するとよいですよ。

披露宴の時間帯

披露宴の時間帯は、主に以下の3つに分かれます。どの時間帯を選ぶかによって、披露宴の雰囲気やゲストの都合も変わってくるので検討材料として覚えておきましょう！

午前: 10時～11時頃開始

早起きして結婚式に臨むことになりますが、昼過ぎにはお開きになるので、遠方ゲストが帰宅しやすいメリットがあります。ブランチ感覚で軽い料理を提供するなどのアイデアを盛り込むカップルもいますね。時間が有効に使える半面、準備が早朝になることが大変という声も。

午後: 14時～15時頃開始

いわゆるオーソドックスな時間帯で、最も準備しやすく、披露宴　時間を落ち着いて組み立てやすいです。ゲストも昼食を済ませてから来ることができ、終了後の二次会も夕方以降に行えるのでスケジュールが組みやすいですよね。

夕方: 17時～18時頃開始

昼間よりも落ち着いた雰囲気の中で披露宴を進められます。キャンドルライトやライトアップが映える演出がしやすく、ロマンチックなイメージを演出できます。ただ、終了時間が遅くなる可能性があるので、ゲストの終電や翌日の予定に配慮するといいですね。

それぞれの時間帯で特色があるので、新郎新婦のこだわりやゲスト層に合わせて最適なスタート時間を決めましょう。披露宴の時間配分を考える際は、二次会やアフターパーティに参加するかどうかなど、アフターイベントとの兼ね合いも考慮すると全体のスケジュールが組みやすくなりますよ。

その他のポイントやアイデア

ここで、披露宴　時間に関わるちょっとしたアイデアをご紹介しますね！

ゲスト参加型イベント：

例えば「フォトコンテスト」を企画するなど、ゲストが楽しめるアクティビティを取り入れると、披露宴　時間を有効に使えます。各テーブルでテーマを決めて写真を撮ってもらい、後ほどベストショットを表彰するなどすると、歓談が盛り上がります。

サプライズムービー上映：

時間配分が許すなら、ゲストが驚くようなサプライズムービーを流すのもおすすめですね。新郎新婦の幼少期写真や思い出写真をつなげて、家族愛を感じさせるものにすると泣ける演出になりがち！上映時間は5分〜10分におさえると集中して見てもらいやすいですよ。

デザートビュッフェの活用：

余興の時間とは別に、小腹が空いた頃合いを見計らってデザートビュッフェコーナーをオープンすると、ゲストも移動しやすくなっていいですね。甘いものがあるとみんな笑顔になるので、会場の雰囲気が一気にほっこりします。

プチギフトのアレンジ：

お見送り時に渡すプチギフトを新郎新婦自ら手渡しするスタイルなら、短いながらもゲスト全員に直接お礼が言えます。時間はかかるかもしれませんが、感謝の気持ちをよりしっかり伝えられるので、やってよかったと感じられるかもしれません！

披露宴会場やプランナーと相談しながら、披露宴の時間をどう使うか詳しく確認して、スケジュールをしっかり固めましょうね。時間に余裕を持ったスケジュールを立てることで、ゲストのみんなや自分たち自身も心にゆとりを持って楽しめます。最終的には「自分たちらしさ」を表現できることが大事なので、形式ばかりにとらわれず、やりたいこととゲストの快適さをうまく両立してみてください。

また、進行の合間にアナウンスを入れてゲストに予定の時間帯を伝えておくと、「いつ何が始まるんだろう？」という不安の軽減につながります。せっかく集まってくれた家族や友人と楽しい思い出をたくさん作るために、時間を上手に使ってほしいですね！特に遠方から来ていただいたゲストには、事前におおまかなタイムスケジュールを伝えると親切ですし、披露宴の時間そのものが硬く感じられず、柔軟性を持たせつつも計画的になれます。

披露宴は結婚式当日のビッグイベントなので、準備は大変ですが楽しみも大きいですよ！決めることが多くて目が回りそうになりますが、新郎新婦が力を合わせれば、きっと素晴らしい一日になるはず。ふたりらしい演出や、ゲストがリラックスできる空間作りを心がけて、ぜひ素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。

披露宴の時間を最適に設定してゆとりある進行を心がけると、新郎新婦もゲストも大満足の時間を共有できるはずです。無理のないスケジュールで、最高の笑顔があふれる結婚式になりますように！